雨が多い季節の悩みといえば、やはり洗濯物の乾き具合…
特に梅雨時は、外に干せないからといって室内干しにした結果、生乾きの臭いが気になることも…
この臭いの原因をあなたは知っていましたか?それは、洗濯しても落ち切っていない皮脂や汗といったたんぱく汚れ、そして洗濯物に繁殖した雑菌の老廃物の臭いです。
そこで今回はそんな不快な生乾き臭を防ぐため、洗濯物の汚れをしっかり取る方法と、部屋干しをする際のポイントをご紹介します。
臭いの原因が皮脂・汗といったことから、部屋干しが増える時期の洗濯では、汚れを落とし切ることがいつも以上に大切に!
洗濯物の量は八分目に!
洗濯槽の中に洗濯物を詰め込んでしまうと、洗濯物の動きが悪くなり、洗浄力が落ちてしまいます。
そのため、部屋干し用の衣服を洗う時には、洗濯槽の中身は7、8割程度に抑えましょう。
全体をしっかり洗うためには、八分目の洗濯量が大切です。
残り湯は使わずに!
水道代を考えると、洗濯にもお風呂の残り湯を使いたいもの。しかし、残り湯の中には体の汚れも残っています。
残り湯中の汚れが洗濯物に付着してしまい、雑菌の繁殖の元になり、嫌な臭いの発生源に。
どうしても残り湯を使いたい場合は、せめてすすぎだけでもきれいな水で行うようにしてください。
たんぱく汚れをしっかり落とす!
臭いの原因となるたんぱく汚れをきちんと落とすのも、基本的な対策です。
普段使いの洗剤にさらに酵素系漂白剤を追加したり、たんぱく汚れを落とす効果を強化した部屋干し用の洗剤を使用しましょう。
襟元や袖口などのしつこい汚れも、洗濯機に入れる前になるべく落としておくと、シミにならずに後が楽になります。
すすぎ方も大切に!
洗濯の最終仕上げのすすぎにも、忘れてほしくないポイントが。まず、すすぎの段階で抗菌作用のある柔軟剤を入れること。あるいは、大さじ3杯ほどの酢を加えること。
どちらも抗菌作用で雑菌の繁殖を抑える他、衣類を柔らかくする効果もあるので、臭い対策も着心地の良さも同時に叶えてくれますね。また、最後のすすぎに30℃程度のぬるま湯を使うのもベストです。
濡れた洗濯物を長時間放置することで、雑菌も繁殖しやすい状態になってしまいます。
ぬるま湯をすすぎに使うことで水分が衣類から蒸発しやすくなり、乾燥時間も短縮できるため、雑菌の繁殖を抑えることができるのです。
干し方にもポイントがあります。
洗濯物同士の距離は余裕を持って!
洗濯物を干す時は、それぞれの間隔をなるべく広めに取ってください。
間隔を狭くすると、空気の通りが悪くなり、乾くのが遅くなってしまいます。
乾燥までに時間がかかるほど雑菌も増えやすくなるため、洗濯物がなるべく乾きやすい状態にすることを心がけましょう。
洗濯物は上へ上へと!
部屋の中でもなるべく高いところに洗濯物を干すようにしてください。
温かく乾いた空気は部屋の上の方に、冷たく湿った空気は部屋の下の方に溜まるものです。
そのため、できるだけ高いところに干した方が、洗濯物の乾きも早くなります。
ただし、カーテンは見た目によらず埃が溜まっていることが多いので、干し場所としてカーテンレールはあまりおすすめできません。
エアコンや扇風機を活用しよう!
エアコンの除湿機能を使って部屋全体の湿度を低くしたり、扇風機やサーキュレーターの風を洗濯物に直接当てることで、乾くのも早くなります。
横に並べて干している時は扇風機の首振り機能、縦に並べて干している時はサーキュレーターなど、特性に応じて賢く使い分けましょう。
新聞紙で湿気取り!
湿気を吸い取ってくれる新聞紙を、洗濯物の下に敷いておくのもおすすめです。
一人暮らしなどでスペースが限られていたり、電気代をなるべく抑えたい人にはぜひ取り入れてほしい、エコな乾燥方法ですね!
乾きにくさや臭いなど悩みの多い室内干しですが、ちょっとした工夫でその悩みも解消します。
毎日の洗濯が少しでも快適なものになるように、ぜひ検討をしてください。